今回は、事業をM&Aして自社の新規事業として学生に任せていく形式で運営されているIoTコンサルティングの金野代表にお話を聞きました。
事業立ち上げではなく、M&Aを選ばれた理由や、買収先の選定などお聞きしました。
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■背景
新規事業立ち上げではなくM&Aを選択されたのはどういった理由でしょうか?
intarview
金野さん
理由として大きく2つあり、まず1点目は、事業を一から立ち上げるという経験も重要ですし、やりがいや楽しさもありますが、既にある程度収益化している事業を引き継いだ方が勝算が高いと考えたからです。少し言い換えると、小さくてもよいのでなるべく早い段階で成功体験をしてもらいたいという気持ちがありました。
金野さん
2点目は、学生インターンが運営の中心であるため、立ち上げに何年も時間をかけられないという理由もあります。特に大学生の場合、基本的には最大で4年間という時間的制限がありますので。
■買収先について
IoTコンサルティング様が買収する際に見ているポイントを教えてください。
intarview
金野さん
最初に見るのが既に安定して黒字化しているかどうかです。なぜならすでに市場に一定のニーズがあることが証明されているためです。その上で、事業自体にまだまだ伸びしろがありそうで、自分たちが引き継ぐことで数字を伸ばしていくことが明確にイメージできるかもポイントになります。
今回「Bothy Threads」を買収した理由(狙い)を教えてください。
intarview
金野さん
流れとしては、運営メンバーの中に物販を得意とする者がいたため、M&Aを通じてEC事業に参入したかったという背景があります。
金野さん
他にも、既に安定した実績があったこと、ニッチな領域ではあるものの根強いコアなファン層が存在するというのも理由として大きかったです。特にインスタグラムとの相性が良さそうであり、非常に大きなポテンシャルを感じました。
とても意思決定がスムーズでしたが、決め手は何でしたか?
intarview
金野さん
もともとM&Aしたい領域や規模感、予算などのイメージが私や運営メンバーの中で明確であったため即決につながったと考えています。
金野さん
また、トップ面談の際やその後のやり取りをさせていただく中で、売り主様の印象がよく、短い期間で信頼関係を構築できたというのも決め手として大きいです。
■M&Aの流れの中で気をつけたこと・感想
今後の運営は金野さんではなく学生さん(清水さん)たちが主体になってくるかと思いますが、そちらを踏まえてM&Aを通して意識した(心がけた)ことはございますか?
intarview
金野さん
大きく3つありまして、まずはM&Aの対象を主に「WEBメディア」や「ECサイト」に絞りました。それらビジネスは極端な話、パソコンやスマートフォンがあればいつでもどこでも業務ができるため、隙間時間にコツコツと業務をすることができるという利点があります。
金野さん
また、デジタルネイティブ世代の特徴や強みを活かすという意味でもスマートフォンやSNSが絡む領域をなるべく選択するように心がけています。
金野さん
最後に3点目として、運営メンバーの個性や価値観、得意とすることにきちんと合致するサービスやメディアを選択するように意識しています。
以前にもサイトを買収されていますが、その経験から今回意識した(心がけた)ことはございますか?
intarview
金野さん
これまでの話と重複してしまいますが、運営メンバーの個性や強みを活かすことが可能で、明確に引継ぎ後に数字を伸ばしていくことをイメージできるか、勝算があるかを意識しました。
今回のM&Aの一連の流れを経験して大変だったことを教えてください。
intarview
金野さん
ほんの1ヶ月前に今回の譲受会社であるKIYOMIZU DIVE社を立ち上げたばかりという状況下であり、他にもタスクが山ほどある中でのM&Aでしたので、運営メンバーはあっちもこっちも気にしながらで大変だったと思います…笑
金野さん
ただ、売り主様もサイトキャッチャー勝俣様、横山代表も非常に丁寧且つ親身にご対応くださったのでかなり負担は軽減されたと考えています。
■今後の運営について
金野さんとやり取りする中で勿論現状の数字も見つつも「その企業の可能性」を見ている気がしました。
intarview
今後「Bothy Threads」をどのように展開させていく予定でしょうか?
intarview
金野さん
取り扱い商品が「刺繍キット」ということで、商品ジャンル自体はニッチな領域に分類されると思います。
金野さん
しかしながら、インスタグラムなどSNSで調査する限りでは、熱心でコアなファン層が多く存在することが確認できています。まずはそういった方々に対して広告等を通じてリーチしていき、少しでも数字を伸ばしていければと考えております。
学生インターンに望むことを教えてください。
intarview
金野さん
冒頭でも述べた通り、まずはどんなに小さくても良いので成功体験を得ることで自信を持ってもらいたいです。
金野さん
また、当然そのためには途中のプロセスにおいて様々な試行錯誤、トライ&エラーを繰り返すことになると思いますので、それも含めて経験や糧とし、最終的に日本の将来を担っていくような経営者やビジネスパーソンへと成長してもらえたらと期待しております。
今後はこの2人が運営を担っていきます!!
IoTコンサルティング様は新しく学生インターンが代表の「株式会社KIYOMIZU DIVE」を設立しており、今後はそちらでサイトを運営されていくと伺いました。
以上有難うございました。