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3D×タブレット!新しいデバイス体験が切り開く未来とは?

昨今の3Dプリンターのブームもあり、「3D」という言葉がもうすっかり浸透しましたね。これまでの3D体験というと、私たちの日常世界を除けば、特殊な条件が必要でした。小さい頃に、赤と青のフィルムでできた紙メガネで遊んだことのある方も多いのではないでしょうか。最近は3D視聴の技術進化が目覚ましく、3Dゴーグルを通しての3Dテレビや『アバター』をはじめとする3D映画、ニンテンドー3DSといった変遷を辿ってきました。

 


専用のメガネを使わなくても3D体験をすることができるようになってきましたが、今回は現時点でのその究極形と言える「NEO3DO」についてご紹介します。

 

NEO3DO」とは?

NEO3DOは、アメリカのNEO3DO社が2013年7月に発売を開始した、裸眼でも3D視聴が可能なタブレット端末です。本体価格は$399で、1280×800の高解像度、Wi-Fi対応、カメラ搭載などスペックも非常に高いです。

 

                       出典:NEO3DO

 

特殊なゴーグルがなくても3D視聴ができるというだけなら、ニンテンドー3DSとはそう大差ないかもしれません。ですが、Android4.0を搭載したNEO3DOは二次元の動画や写真をダイナミックな三次元のコンテンツに転化させることも可能なのです。

 

パララックス・バリアーとトライデプス

NEO3DO最大の特徴は、「パララックス・バリアー」というテクノロジーです。私たちは通常、外界を認識するときに左目と右目の両方から視覚情報を入力し、左右別々に入力された情報を三次元として認識できるよう、脳内で処理して再構成しています。

 

パララックス・バリアーは、タブレットの二次元平面に表示される情報にpixel単位で仕掛けを施し、脳内で統合する時に立体視できるようにしています。しかも非常に高精細で、$200の3Dゴーグルを付けて3Dテレビを観るのと同じぐらいにはっきりと明るく、鮮やかに見えるといいます。

 

そして、NEO3DOにはこのパララックス・バリアーを搭載した革新的なソフトウェアTriDepth(トライデプス)がインストールされています。ニンテンドー3DSのようにゲームソフトに3D機能を追加することはそう難しくないかもしれませんが、私たちが撮ったりインターネット上からダウンロードしたりできる動画や写真を3D表示できるというのは、NEO3DOのオンリーワンな強みです。

 

NEO3DOが切り開く未来

トライデプスでウェブブラウジングの何にでも対応できるというのは、まだまだ遠い話でしょう。ですが、そんなに遠くはない話だとも思います。例えば、YouTubeの動画やナショナルジオグラフィックの写真がいつでもだれでも3Dで観ることができるようになるかもしれません。

 

NEO3DOの開発メンバーであるNick Spriggsは、Google EarthがNEO3DOにとってお気に入りのデモの1つだと言及しています。ヘリコプターに乗って地球を眺めているような経験ができるGoogle Earthですが、それを臨場感溢れる3D映像で視聴できるようになったときの感動は計り知れないでしょう。このトレンドを押さえて、まだ見ぬ世界に向けて早めに手を打ちましょう。

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