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サイト買収事例|【株式会社FUNDiT 廣瀬様】

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自己紹介

株式会社FUNDiTについて、教えて下さい。
intarview
廣瀬さん
FUNDiTはアルファベットの通りITの事業に対してのファンド活動をしております。

ファンドというと、よく知られているのは、株式などの金融商品や不動産を投資対象としたファンドなどですが、我々はその「金融商品」や「不動産」の部分を、「IT事業」、特にウェブサイトに置き換えて、投資活動をしています。

投資家や金融機関から調達した資金でIT事業をどんどん買収していって、我々自身が事業を運営し、バリューアップしていくというビジネスモデルです。

サイト売買や事業譲渡との関わりを教えてください。
intarview
廣瀬さん
基本的には我々が買い手という形で関わらせて頂いてますね。まだ創業間もないですが、すでに30案件以上のM&Aを行っています。
どのくらいのペースで買収していますか?
intarview
廣瀬さん
2021年の11月から実際に会社としてスタートしているので月2~3件くらいのペース感です。これからもっともっと買っていくつもりです。
すごいスピード感ですね!!
intarview
サイト売買・事業譲渡のポイントを教えてください。
intarview
廣瀬さん
まず私自身が、株式会社リクルート、株式会社ジーニーと、これまで15年以上に渡って、インターネット広告、特にウェブサイトの運営やマネタイズの領域でキャリアを積んできました。

私以外にも、Googleや大手ウェブサイトで経験を積んだ人材が当社には複数在籍しており、広告やSEO、集客やサイト運営といった領域でのノウハウ・テクノロジーが我々にはあります。

廣瀬さん
こうしたノウハウやテクノロジーを投入して今よりも事業価値が向上するだろうウェブサイトを買収させて頂いて、実際に運営を改善していくのが我々の事業です。

0から新しいサイトを立ち上げるのもできなくはないですが、コンテンツが蓄積されるまでには初期投資や時間もかかりますし、初期ほどユーザーの反応も予測しづらく、当たり外れの要素が発生してしまいます。

廣瀬さん
ですので、我々の場合は、すでに立ち上げが一定程度終わっているウェブサイトを対象に、現状の維持や改善にどれくらいのコストがかかるか、どれくらいの収益が立つかなどをロジカルに見通しながら、サイトをよりよく運営をしていくことに集中しています。

買収資金について

買収資金に関して、どのように調達されてますか?
intarview
廣瀬さん
サイト買収の資金は、個人的に繋がりのある投資家の方や、金融機関からも調達をしています。
サイト売買の条件、利回りがどのくらいあれば買おうかなどありますか?
intarview
廣瀬さん
色んなサイト売買のプラットフォームやM&A仲介業者さんの相場感を見ていると、大体、営業利益ベースが2年ぐらいが相場感かなと思っているので、その前後ぐらいでは買いたいなとは思っています。
利回りはそんなに良くないけど買ってみたいなと思うサイトなどあれば、その条件を教えてください。
intarview
廣瀬さん
コンテンツに属人性がなくサイトを引き継いでからも我々で量産しやすかったり、システムや作業の部分が人が変わっても運営が続けられるくらいに仕組み化できているか?が大事なポイントかと思っています。
廣瀬さん
逆に言うと、例えばYoutubeとかSNSのアカウントとかも買収対象ではあるんですけど、キャラが立ちすぎているものとか、

通常のウェブサイトでも今のメンバーが変わってしまうと運営がストップしてしまうような事業は、我々の投資対象ではないですね。

買収後の運営について

実際に買収交渉していく中で大事にされている事や、売主に聞いている事などを教えてください。
intarview
廣瀬さん
収益の再現性や改善の可能性ですね。
廣瀬さん
実際に今どういう売上の構成になっているかや、PV・UUの状況、SEOの状況はどうなっているか、集客をどう行っているか、などを確認させていただいて、仮にマネタイズや集客に不十分な部分があったら、我々がその不十分さをどれくらい取り除いてあげれるか、というような点を計算しながら、売主さんが希望されている価格が我々としてOKかどうかを判断していきます。
買収した30事業はどのような体制で運営されていますか?
intarview
廣瀬さん
買収した案件を管理するメンバーは、私の他、当社役員や幹部社員など、数名になります。
廣瀬さん
一方で、各事業・各媒体に元々、我々が買収する前から運営に携わって頂いていた外注の方やアルバイトの方については、そのまま残れる方は残って頂いてという感じでやらせて頂いています。
廣瀬さん
小さい媒体で1~2名、大きい媒体だと5~10名程度、そうした形で運営に関わっていただいている方がいらっしゃいます。
買収後、そのまま事業運営社がいる案件の方が買収しやすいですか?
intarview
廣瀬さん
そうですね、今までのサイトの作り方とかコンテンツの状況とかを把握しているメンバーがいることは大事なことなので、そうした方にはちゃんと残っていただいています。
廣瀬さん
その中で、我々のメンバーを更に入れて、どう改善できるのかが重要だと思っています。

サイト買収の良かった事・悪かった事

今までのサイト買収でよかった事・悪かった事を教えてください。
intarview
廣瀬さん
多くの買収をさせて頂いて、幸いビジネスとしては現状順調に回っていて、収益も見込み通りに上げられています。サイトのユーザーが離れたりもせず、ちゃんとバリューアップが出来ているというのが、一番良かった事かなとは思っています。
廣瀬さん
悪かった事としては、収益面ではあまりないのですが、コミュニケーションの部分などで、事前にお伝えいただいていたことに誤りがあったり、引き継ぎがちゃんとできるまで伴走してくれず旧オーナーさんとの連絡が取りづらくなってしまうようなケースは、実際ケースとしてありました。
廣瀬さん
仲介をしてくれる業者さんについても、契約が終了したらそれ以降全くサポートをしてくれないような業者さんも中にはいます。
廣瀬さん
サイトキャッチャーさんでは、そういったことがないように仲介の担当者さんが間に立ってケアをしていただけるので、とても助かっています。
買ってみたが、収益が思ったよりも伸びないから今度は、売却しようという事はないですか?
intarview
廣瀬さん
現状はないですね。
廣瀬さん
基本的にサイトの売り上げやPVが落ちる時って、Googleのアップデートなどを除くと、 落ちるとしてもじりじりとじゃないですか。アップデートとかだとドカンと落ちたりもしますが、落ちた後にセカンダリーマーケットに出てることが多いので、そこから更に落ちるってなかなかなくて。

じりじり下落するケースについてはある程度の将来予測ができ、ボーダーラインを引くことができます。

廣瀬さん
我々がサイトを売る時っていうのは、改善が効かずにそのラインにいたってしまうケースだと考えていますが、今は幸いそのラインを保てている形ですね。

今後について

今後買いたいサイト、こういうサイトを買いたいと思っていますか?
intarview
廣瀬さん
運営期間の長短やジャンル、PVやUUの規模、収益の状況などは問いません。我々のノウハウやテクノロジーで運営やバリューアップができるかが判断のポイントになります。
廣瀬さん
あえて言えば、広告でマネタイズしているウェブサイトで、コンテンツに属人性がないものが我々の得意領域なので、そうした媒体を中心にどんどん売買していきたいなと思っています。
FUNDiTとして今後の展開を教えてください。
intarview
廣瀬さん
業界全体として、サイト売買やM&Aのサービスが発展して、誰でもウェブサイトを買える環境が整ってきつつありますが、一方で、一般の方々がウェブサイトを買うことには、専門ノウハウがない限り、まだまだハードルがあると思います。
廣瀬さん
将来的には、そうした方々でも簡単にIT企業やウェブサイトへの直接投資ができて、投資からリタ―ンを得られるような仕組みを、我々が仲立ちしながら作れていければと考えています。
廣瀬さん
まずは現状のサイト運営にしっかり取り組んでいきたいですが、サイト買収や運営に留まらず、社会的なインパクトを生める取り組みにもどんどんチャレンジをしていきたいですね。
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