サイトキャッチャーの藤本です。
近年、せどりや転売ビジネスが副業としても人気となり、Amazon販売に参入される方も多くなりました。
参入される方が多くなるにつれて、Amazonのセラーアカウントの売却・譲渡が行われることも増えてきています。
アマゾンのアカウントには、いくつかの種類があります。
- 無料の登録だけを行う通常会員。
- 商品配送料無料、動画や音楽など有料コンテンツが楽しめるプライム会員。
- Amazon商品をブログなどで紹介し、紹介料を受け取れるアソシエイト会員。
- Amazonブックで書籍の出版を行うダイレクトパブリッシング会員。
このようにさまざまな種類がある中で、売却できるアカウントが「Amazonで出品を行うセラーアカウント」です。
目次
Amazonセラーアカウントは譲渡可能か?
Amazonセラーアカウントの譲渡は規約に違反していないのか?について調べると、譲渡可能という意見や、譲渡不可という意見と分かれています。
譲渡不可という記述が見られる主な原因がこちらの検索結果
AmazonマーケットプレイスのHelpで「出品用アカウントは、原則して譲渡できません」と記載がありますね。
これを見て、多くの人は「Amazonセラーアカウントは譲渡できない」「Amazonセラーアカウントを売買するのは規約違反だ!」
と言っているのではないでしょうか。
しかし、画像左上をみると「適用されるマーケットプレイス:アメリカ合衆国」とあります。
つまりAmazonセラーアカウントの譲渡について原則不可としているのは、アメリカ合衆国での規約です。
日本版のHelpを見ると、譲渡についての記述は一切ありませんでした。
とはいえ、いつ日本でも規約が変更されるかわからないので、セラーアカウントの売買(譲渡)に興味がある方は、その都度規約をチェックするようにしてください。
それでは、日本でのAmazonセラーアカウントの売買(譲渡)が問題ないという前提で、話を進めていきます。
Amazonセラーアカウントの入手(登録)方法
セラーアカウントは、Amazonで売りたい商品を販売する出品者登録を行ったアカウントです。
知名度のあるAmazonで出品できるので集客はもちろん、料金の回収やFBA(フルフィルメント by Amazon)に登録すれば商品の配送も代行でき、とても魅力的。
大口出品プランは、4,900円/月の月額がかかりますが、小口出品は月額無料。
※販売手数料は、両方ともかかります。
小口出品のAmazonのセラーアカウントであれば無料で登録でき、アカウント自体も売却することもできるのです。
登録無料で作成できるセラーアカウントがなぜ売却できる?
なぜセラーアカウントが売却できるのかというと、Amazonで販売実績があるアカウントには新しく作成したセラーアカウントよりも魅力的なたくさんメリットがあるからです。
その中でも一番の魅力と言っても過言ではないのが、引当金(ひきあてきん)の存在です。
引当金というのは、補償や払い戻しなどの対応のために留保されるお金です。新規セラーアカウントは、売り上げの50%が留保され、次回の売上金の入金時に支払われます。
これが新規セラーアカウントの厄介なところです。
新しく参入した販売者はAmazonから販売者への信頼を築けていないため、キャンセルやチャージバックの時のためにお金を一時的に保留されるのです。
引当金は、Amazonでの販売実績を積み上げ、購入者からの評価も高くなってくると留保される率も下がり、最終的になくなります。
しかし1年2年経っても、健全な運営をしているにもかかわらず引当金が解除されないケースもあるようで、こればかりはAmazon側の判断に委ねるしかないといったところです。
引当金は、商品が購入者へ配送後7日間が経過するまで保留されるため、販売数が多い出品者やAmazonを利用する企業にとっては、キャッシュフローが大変になることでしょう。
引当金が解除されているAmazonセラーアカウントを購入することで売上を速やかに回収できますし、評価も一定数以上あるアカウントはお金を払ってでも買い取りたいほどの価値がありますよね。
Amazonセラーアカウント売却時の注意点
セラーアカウントの売却(譲渡)する際には、いくつか注意が必要です。
アカウントは原則、一つのみ。
セラーアカウントは原則、一人で一つしか作れません。複数のセラーアカウントをもつことは規約違反となります。
たくさんのアカウントを作成し、どんどん売却するというのは現実的ではありません。
※ただし条件によっては複数作成することが可能です。(記事作成中)
Amazonの規約を細かくチェックする。
これまでAmazonでは、アカウントについての規約を何度も変更されています。
たとえば、企業間(BtoB)のアカウント譲渡は書面による申請が必要。企業と個人(BtoC)、または個人から個人の場合はAmazonは関与しない。
など譲渡ができるできないといった規約を変更されることがあり、譲渡したいタイミングで一度規約を確認しましょう。
アカウントの相場をチェックする。
セラーアカウントを販売される方は増えている傾向にあり、相場の価格もアカウントの質や供給量に合わせ変動します。
売上のないアカウントであれば10万円〜20万円。実績のあるアカウントであれば、1年〜2年回収が一つの目安です(ジャンルにもよります)。
アカウントやサイト情報は完全に公開しない。
買い取り希望者より、事前にどんなアカウントか、どんなサイトで運営されているか、確認させてほしいという問い合わせがくる場合があります。
もちろん買い取る前提で、損はしたくないので確認したいという方もいますが、ノウハウだけを盗み見たいという悪質な方もいますので、綿密な打ち合わせやNDA(秘密保持契約)を結ぶなどの対策を行うといいかもしれません。
Amazonセラーアカウントをできるだけ高く売却(譲渡)するための条件とは?
価値の高いAmazonセラーアカウントとなるには、いくつかの条件があります。
- 購入者からの評価が高い。
- 出品できるカテゴリが多い。
- 早期に入金を依頼する振込リクエストができる。
- 引当金(ひきあてきん)がない。
- Amazonから規約違反の警告がない。
- FBAを登録している。
- 安定した売上がある
といった、販売実績とクリーンな運営を行ってきたアカウントは人気があり、高価格での譲渡が可能です。
さらに今では、アカウントのみを譲渡するというよりも、そのアカウントで行っていた事業自体を譲渡される傾向があり、より相場以上の価格となるケースも。
たとえば、月商100万円以上を売り上げるダイエットサプリメント専門アカウントやサイトは、数百万円単位で事業譲渡されることもあります。
一から事業を作り上がるためには確かな販売実績とノウハウ、運営歴が必要になりますので新規参入される企業にとっては高値であっても非常に魅力的な商品なのです。
Amazonセラーアカウントの売却(譲渡)が決まったらすべきこと
では実際に、Amazonセラーアカウントの譲渡が決まったらどうすればよいのか。
結論から言うと、アカウント登録情報を変更するだけでOKです。
参考までにAmazonテクニカルサポートに問い合わせをした内容をご紹介します。
[st-midasibox title=”問い合わせ内容” fontawesome=”fa-check-circle faa-ring animated” bordercolor=”#FFC107″ color=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”” borderradius=”5″ titleweight=”bold”]・Amazonに出店しているアカウントの名義変更は可能なのか。
・可能な場合、どのような手続きが必要なのか。
[/st-midasibox]※メールを一部抜粋
アカウントの名義変更をされたい際は、セラーセントラルの「
報」
各出品者様にてご登録いただいている情報として、
・正式名称/
・銀行口座/クレジット登録情報
などが該当致します。
なお、
より「ログイン設定」
※記事更新時の情報ですので、利用規約は変更になる場合がございます。
サイトキャッチャーでAmazonのセラーアカウント売買が決まった場合の手順
サイトキャッチャーでAmazonセラーアカウントの譲渡が決まった場合の手順について紹介します。
- サイトキャッチャーへ譲渡決定の報告
- 契約締結(契約書は売主作成)
- 買い手より譲渡金+利用手数料をサイトキャッチャーへ入金(エスクローサービス)
- 譲渡物の引き渡し(Amazonアカウントの登録情報変更)
- 問題なければ、サイトキャッチャーより売主へ入金(手数料差し引き)
- 完了
WEBサイトの譲渡とは違って、登録情報の変更をするだけなので、非常に簡単です。売買実績があり、在庫も合わせて売却(購入)される場合は、4の段階で引き渡しを行ってください。
在庫付きのAmazonセラーアカウントを購入する際の注意点
商品を現在進行形で販売しているセラーアカウントの譲渡の場合、在庫付きで売却するケースもよくあります。その場合は、在庫の状態も必ずチェックしてください。一番いいのは、自分の目で見て確かめること。送ってもらったり、倉庫へ足を運んだり。
それが難しい場合は、zoomやskypeなどのビデオ通話ツールを用いて、実際に商品がどういう状態なのか?保管状態は良好か。汚れや破損はないか。入念にチェックしましょう。
Amazonセラーアカウントの売買(譲渡)はサイトキャッチャーでも実績があります
セラーアカウントの売買自体は、相手を探したり手続きを行ったりと自力でもできますが、売買の仲介サイトを使うことでAmazonの規約や相場、面倒な書類といった専門知識や手間がかからず、購入希望者を探す労力も省略できます。
当サイト「サイトキャッチャー」でも、これまで多くのAmazonアカウントの売買実績を残してきました。
サイトキャッチャーで売買・譲渡されたアカウント例
出品実績 | 売却額 |
なし | 13万円 |
なし | 15万円 |
過去にあり(直近はゼロ) | 20万円 |
売上実績のないアカウントでも、過去に売買歴があります。
その他、売上実績のあるアカウントが数百万円で売却に出ていたりと、掲載中の案件も多数!
[st-mybutton url=”https://sitecatcher.net/items/?word=%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%82%BE%E3%83%B3″ title=”出品中のAmazonアカウントを見てみる” rel=”” fontawesome=”” target=”_blank” color=”#fff” bgcolor=”#e53935″ bgcolor_top=”#f44336″ bordercolor=”#e57373″ borderwidth=”1″ borderradius=”5″ fontsize=”” fontweight=”bold” width=”” fontawesome_after=”fa-angle-right” shadow=”#c62828″ ref=”on”]Amazonセラーアカウントの譲渡・売却まとめ
在宅ワークが増えたことも副業や複業の後押しとなり、せどりや転売などの副業ビジネスに人気が集まっています。
今までせどりや転売をやってきたけど事情があって辞める、または別の事業へと転換するからとアカウントを放置してしまうのはもったいないです。
販売実績があるAmazonのセラーアカウントには、これから新規参入する企業や個人にとっては非常に魅力的な商品であり資産となります。
アカウントを眠らせておくよりも、希望者へ譲渡する方が高値で売れることもあるので、Amazonでの出品を止める際には、譲渡・売却も考えてみてください。
また今回、譲渡できるとして紹介したAmazonのセラーアカウントですが、同じように商品を出品できるアカウントのYahooや楽天もありますが、これらは譲渡禁止となっていますのでご注意ください。(ebayは譲渡可能)
[st-midasibox title=”こちらの記事も読まれています” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold”]サイト売却の方法や売買の流れなどについて、こちらの記事も参考にしてください。
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