女性向けアクセサリーECショップ事業譲渡_売手様インタビュー

知り合いに同様の事業をやっている方がおり、見様見真似で始めました。

考えておりませんでした。

初回は知り合いのオーナー経営者に譲渡しました。

サービス自体にまだまだ伸び代があるけど、マンパワーだと限界が見えていたことと、譲渡後もグロース部分で可能な限りサポートしたいと考えていたので、知り合いだとクイックに事業を開始できると思ったからです。

想定通りクイックに事業を開始でき、引き継ぎも順調に進めていたのですが、引き継ぎ相手に家庭の事情ができて運営を行うのが難しくなりました。

初めは後任を探すことも考えたのですが、人材だけ見つかっても同様の事象が起こりうるなと。それなら組織（チーム）で運営してくれる会社を探す方が良いと考えました。そこから再度譲渡先を探す結論に至りました。

運営自体を軌道に乗せるまでが一番大変でした。開始当初は知り合いと同じ方法で進めていたのですが、中々うまくいかず、試行錯誤を繰り返して安定軌道に乗せるまでは大変でしたね。

軌道に乗ってからは、広告効率をいかに上げていくかがこのビジネスの肝だと理解しました。広告に時間をさきROASを改善していけば確実に数値もついていくので、地味ですがマメにABテストなどやりきれるかがポイントだと思います。きめ細かなユーザー対応も重要です。私のショップはしっかり運営してきたこともあり、リピーターさんは30%程度ついています。この点は他のショップの話を聞いても高い数値だと言われます。

ある程度ノウハウが確立されているので、資金をかければ、売上を数倍は上げていけると考えています。ただ、その分より多く商品を売ることになるので、発注や配送などオペレーションコストが増え、ワンオペではどうしても限界が見えていました。アップサイド施策として、プレゼントキャンペーンや、ライブコマース、別ジャンルへの横展開など、やりたかったけどできなかったこと（十分にやりきれなかったこと）も多くあったのが実情です。

愛着のあるサービスだったことと、伸び代もあり、ある程度方法論も持っていたので、譲渡後スムーズに進められそうか。大事にサービスを育ててくれそうかは重視していました。

基本は相手が引き継ぎ完了後、スムーズに事業を再開できるかを意識していました。あとやはりお互い気持ちよくお取引したかったので誠実に対応することですね。直前まで数値の改善は行い、結果として、パフォーマンス的には過去最高に良い状況でお渡しすることができました。

譲渡先様もとても優秀な方々でしたので、特にありません。
苦労話ではないのですが、人同士の取引なのでどうしても、認識の齟齬が何回かあり少し不快に感じる場面もありました。その辺りはサイトキャッチャーの担当者さんが直接話せる場を作ってくれまして誤解も解けスムーズに進められました。

良くも悪くも知人経由だと、細かい部分を後回しで、帆走しながら進められるというメリットはありました。一方で要点もおざなりになりがちでした。また、■売却に至るまで でも記載しましたが、帆走しながらとなると、人材面など課題やトラブルも起こりやすいように思います。

仲介を通すと当たり前ですが、色々と安心感はあります。ある程度事前にすり合わせを行い、受け渡し先も基本的にはチームを組んで引き継ぎしてくれるため、最後まで不安なく進められました。

不安なくスムーズにお取引できたので満足です。譲渡先様も誠実で、若くて頭の良い方々だったので、理解度がとても高く、気持ちよく取引できました。

事業譲渡は揉めることも多いので、お互いに気持ちよく、スムーズに進めれるのがベストかと思います。知人経由だろうが、仲介を通そうが、結局最後は人同士なので、誠実にやることが重要だと改めて思います。

そういう意味では、よいしょする訳ではないですが、仲介会社のサイトキャッチャーの横山社長、担当の勝俣様、は会話を初めた当初から色々と親身になってお話を聞いてくれました。5、6社似たような仲介会社と話をしていたのですが、個人的には一番誠実で親身だと感じました。事業譲渡を検討している方は、ぜひ一度お話しだけでも聞いてみても良いかと思います。